NIDのビジネス:プロジェクトストーリー

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団体保険リニューアルプロジェクト

金融業界のシステムに求められるものは言うまでもなく、“安定”と“信頼”。
大手保険会社が、NIDを30年以上もビジネスパートナーとして選び続ける理由は、社員一人ひとりの“真摯な姿勢”。
お客様からの信頼は時代とともに、受け継がれていきます。

PROJECT MEMBER
  • 杉江 剛 2001年入社
  • 大垣 憲太郎 2004年入社
  • 鵜川 茉由子 2011年入社
  • 八巻 拓真 2016年入社
お客様の期待と信頼に100%以上の価値で応える
信頼性の高いシステムを期限内に構築するための新たな秘策

30年以上の長きにわたり、大手保険会社が使用するシステムの開発保守業務を担当。今までも新たな金融商品が増えるごとに、システム化や既存データとの連携が進められてきました。
「年数を重ねるごとにメンバーの増員依頼が入り、その期待に応えながら信頼関係を築いてきました」というのはフィナンシャルシステム事業部のプロジェクトマネージャーである杉江。今では、エヌアイデイのメインクライアントともいえる、大切なお客様の一つに数えられています。

そんなエヌアイデイに対してある時、お客様から新たなミッションが与えられます。
「私のチームが担当する“団体保険”において、約15年ぶりに新商品が登場したことにより、システム化の依頼が入りました」と大垣は語る。まずは新商品のサービス内容や約款が配布されます。それを元に、保険会社のシステム部門とともに要件定義を開始し、エヌアイデイの中でも上流工程を担当するメンバーが参画し、システムの大枠を作っていきました。
「ところが、なかなか仕様が固まらない。結局、お客様の内部でもさまざまな意見が飛び交っていたのでしょうが、そこは私たちには見えない部分ではあります」と大垣。例えスタートを切るのが遅くなっても、納期が後ろにずれることはありません。

「私たちとお客様の間には、長い期間をかけて築きあげてきた信頼関係があります。ですから、こちらに対して決して無理な話ばかりしてくることもないし、私たちもしっかりお客様の状況を把握しながら意見を述べ、『与えられた期間内では、ここまではできるけれども、ここから先はできない』ということを明確に示して進めてきました。」
しかし、一方的に納期交渉を続けているだけではありません。「私たちにもスケジュールを守る責任がある」と感じていた大垣は、対外的な交渉を進めると同時に、プロジェクトメンバーの配置転換や増強、作業時間の見直しなどの社内調整を進めていきました。
2011年に入社した鵜川もまた、なかなか下りてこない指示に対して、少し焦りながらも行方を見守るしかなかったメンバーのひとりです。「大垣さんたちが何度も打ち合わせに向かう姿を見ていると、『まだ決まっていない』『また仕様が変わったのかな』と心配しました。もちろん、私自身、他案件も並行して進めていたので、全体的なスケジュールを意識しながら、いつ声がかかっても、すぐに対応できるような心づもりはしていました」
2016年に入社した直後から、このチームに配属されることとなった八巻も、リーダーの指示を受けながら、仕様が確定したパートから順次作業を進めていったと回想します。
「とにかく初めての体験なので、不安な要素がたくさんありました。だから、『早く決まってほしい』と思っていましたね」

予定より数週間遅れで仕様が固まり、大垣はメンバーに対して指示を出します。
「まずはベテランのメンバーだけで集まって、『こういう流れで進めていこう』という方針を決め、普段は実務に従事しないようなマネージャークラスの社員にも協力してもらい、総動員で取り組む体制を整備しました」

日ごろからメンバーの特徴を理解していた大垣は、個々が得意な業務を割り振っていきます。
「議論があったのは、若手育成のために難易度の高い仕事を任せるのか、それとも経験豊富な社員がその仕事を行うべきかという話です。育成が大事?それとも品質が大事?と二択で問われても、私は答えることができません。しかしある程度、若手に任せるところは任せて、マネージャークラスの社員が後ろから少しヒヤヒヤしながら見ているというのが正解かなと思いました」

グループ全体を見る立場にある杉江は、そんな大垣のやり方を承認しバックアップしていきます。
「エヌアイデイ全体として、そういった若手に責任を与える傾向が見られますし、それはこの会社に息づく伝統なのでしょう。人が成長するためには、少し難易度のハードルを上げなければ伸びてはいきません」

チーム一丸となって厳しい局面を乗り越えてきたこのプロジェクトは、現在も順調に対応を進めています。
「やはり30年も取引が続くお客様に対して、期待を裏切るようなことはできないという大きなプレッシャーはありました。何と言っても、お客様と接する現場がすべて。そこで信頼を失うわけにはいきません」と大垣はほっと胸をなでおろします。
「今回の経験を通じてチームワークの大切さを知りました。最近は少しずつ、上流工程に関わる機会も増えたので、早く力をつけて、先輩のサポートができるように成長したいですね」と鵜川。この言葉に続けと、八巻も「自分の力量や成長スピードに合わせて仕事を任せてもらえたと思っています。一つひとつ体得しながら、自分の成長を実感できました」と言います。

杉江がこのように総括します。
「30年来のお付き合いがあるお客様との信頼関係がさらに強固になった好例だと思っています。同時に、私たちは独立系のシステム会社として、どこに縛られることなく営業を展開していきたいと考えている中で、他の保険会社へ提案できる力を身に付けることができました。また、新たな可能性を見出せたような気がします」